【pairs】森市さん(30代前半)【婚活】読み切り。
縦海さんとの一件があってから約一週間。
あんまりダラダラしてると延々と引きずりそうなので、サクッと次いかなきゃなと思い次のアポを取った。
コンサル会社に勤める30代前半。
一ヶ月前くらいからペアーズで何度かやり取りしてた方。
気色悪いコミュニティも入っていなくて、プロフィールも長すぎず短すぎず完結。
写真の印象は、ベンチャー企業にいそうな若手の営業マン。
ネイビーブルーのスリーピース。
これは普通にいい人かも、会ってみたいと思った。
どういう流れで会うことになったかもはや忘れてしまったけど、翌日の19時頃に待ち合わせして会うことに。
そして当日。
待ち合わせの数時間前にリスケの連絡が入った。
森市「ほたるさんすみません、実は打ち合わせが入ってしまって時間が遅くなってしまいそうです。21時頃にリスケできないでしょうか?申し訳ございません。」
ほたる「お疲れ様です!大変ですね、もちろん大丈夫です。21時頃にしましょう。」
森市「ありがとうございます!そしてすみません、また後ほど連絡します。」
・・・数時間後・・・
森一「ほたるさん、申し訳ございません。打ち上げが入ってしまって終わるのが23時頃になってしまいそうです。時間が遅すぎるのでリスケしてもよろしいでしょうか?ほたるさんさえ良ければ23時以降に1杯だけご一緒して解散でも僕は良いのですが・・・。さすがに時間が遅すぎるかな?と思いまして。」
ほたる「おお・・大変ですね。わかりました、1杯だけご一緒しましょう!23時に着くように待ち合わせ場所へ向かいます。でも疲れていませんか?なんだか逆に申し訳ないので後日でも大丈夫ですよ。」
森市「ありがとうございます!ほたるさんさえ良ければ僕は大丈夫です!
これから打ち上げなのでしばらく連絡できなくなりますが、また後ほど連絡しますね。」
そして約束の時間。
23時ぴったりに待ち合わせ場所についたが森市さんから連絡がこないので電話してみた。
ほたる「場所につきましたが、どこにいますか?」
森市「すみません、今某駅にいてそちらに着くのが15分後くらいになりそうなんです。大丈夫ですか?」
ええええ、もう待ち合わせの時間すぎとるんだから、せめて時間になる前に一報してくれよ・・・!
この時間じゃ時間つぶせるカフェとかないんだからさ!
という声を押し殺し
ほたる「わかりました!じゃあそのへんで待ってるので着いたら教えてください!」
そして40分が経過。待てど暮らせどこない。
もしかして酔いつぶれたか?ラインにて連絡をしてみる。
ほたる「今どのへんですか?」
森市「今指定の場所につきました!向かいます!」
そして会う。若干酒臭い。けど仕事だから仕方ないよね。
森市「いやあ本当にすみません。取引先の社長の話が長くて・・どうも抜け出せなくて。本当にすみません。お店も決めてなくて・・どこに行きましょうか。」
いやいやいや、どこに行くかどうかよりも23時になる前にトイレに抜けるなりなんなりして一報しろや!初対面だぞ。社会人として常識だろうが!人の時間なんだと思ってんねん。そして遅れたことを仕事先の人のせいにすんなよ。
ほたる「事前に一報もらえればとても助かったのですが・・・とりあえずもう終電が近いので一杯だけご一緒しましょう。」
気を取り直して一緒に飲んでみよう。案外良い人かもしれないじゃん。
そう自分に言い聞かせて近くの適当なバーへ。
店員「今ラストオーダー終わってしまったんです、申し訳ございません!」
もうダメ・・・とても気が持たなかった。
ほたる「この時間だと多分どこも入れないですよ。入れたとしても駅から離れちゃいますし。次回にしませんか?」
森市「本当にすみません。次回はおごらせてください。」
その言葉を振り切って、帰りましたとさ。
別に遅れてきたりリスケになるのは構わない。
ただ、遅れそうとわかった時点で事前に連絡するなり、あるだろ。
相手が誰だろうが、マッチングサイトで出会う見ず知らずの人間であろうが、社会人として常識だと思うんです。
そして大幅に遅れた理由を「社長の話が長くて」と人のせい、しかも取引先のせいにするって。
そして真昼間ならまだしも、お店もろくに空いてない23時。
人の時間の重要度をわかっていない。
あーー嫌な思いしちゃったなぁと思いつつも、帰路につく。
あんまり考えすぎると煮詰まって婚活嫌になるから。
嫌なことはサクッと忘れないとね。