【pairs】縦海さん(30代前半)【婚活】①※下含む
縦海さん(仮名)
30代前半のWEB系会社のマネージャー。
職場が近く、私のオフィスから歩いて10分の距離なので仕事帰りに今まで3回ほど食事に行った。
会うごとに面白い人だなぁとは思っていた。
恋愛対象というにはまだ微妙だけど、今のような友達っぽい仲が続いたらいいなと思ってた。
長期休暇には気分転換に海に行こうとも行ってくれた。
毎回3件ほどはしごするんだけど、私は途中である魂胆に気がついた。
飲む場所が徐々に縦海さんの自宅に近づいている・・・!笑
その時、俺は付き合いたいとも思っている、とさりげない告白をされました。
それをかわし自宅へ誘おうとする縦海を無視し、その時はタクシーで帰った。(もはや呼び捨て)
今思えば違和感満載だったけどその時はあまり疑わなかった。
後に大変なことになるとも気づかずに私は再度会ってしまう。
縦海と会った最後の日。
いつものように駅で待ち合わせをしてると仕事の電話中だった。
同世代の中ではかなり稼いでいる縦海は常に忙しくデート中に電話に出ることもしばしば。
前回の終電逃しデートを除いて、縦海は完璧だった。
毎度お店を決めてくれてお代も全額奢り。一緒に歩いていればバッグを持ってくれるほどのエスコートぶり。
この日もいつものように3件ほどはしご。
3件目はやはり自宅の超最寄りにしてきた。
これが本当に気づかなかった。なぜかというと毎度違う最寄りのお店に行くので
土地勘のない私としてはほぼ気づかない。
そして都心なので、まさか自宅近辺だとも思わなかった。
同棲解消の自暴自棄さとお酒も相まって、この人のことをもう少し知ってみたいという気持ちもあり
自宅についていってしまった。恋愛感情もなかったので別に何かあったところで自分の心境に変化はないだろうと油断していた。
縦海は某駅からほど近い築浅の高級マンションに住んでいた。
部屋はほどよく物があって、だけれども不快な散らかり具合ではなく
程よい散らかり具合だった。(伝わるかな)
もう家に行くということはそういうこと。
キスから始まりそういうことに。
これが本当にびっくりした。
なんでかって、今までした中で一番・・・一番
想像を絶するほどに気持ちよくなかった。
多分今までのセックスの中で1、2を争うほど気持ちよくなかった。
そして全くといっていいほど濡れなかった。
あれが入ってくるたびに痛かった。
しかも、この日こんなことになると思ってなかったから私の下着も適当。
上下揃えてない。不備。
セックスの良し悪しよりもこれが一番の失敗だった。
なんだかお互いきまずくなり、最後は駅まで送ってもらって普通に帰った。
そして私はもっと大変なことに気がついた。
②へ続く。